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 材木の墨付 
 
 新築工事ですから、当然材木の準備から始まります。
 このときの名称をいつも悩んでおり、タイトルに苦労しています。あまり専門的な用語だと内容も分からないし、でもつい使いなれた言葉になります。
 設計図を基に材木を拾い出します(いろいろ長さや太さがあるのでその種類と数量を出すこと)。それを材木屋さんに注文すると、2週間近くでほぼそろいます。 それから、材木を必要な寸法に切ったり加工したりするのですが、その作業を自分の会社の作業場を使ったり、材木屋さんの作業場を借りたりします。当社は、狭いので(悲しいことに、都内では大きい敷地は高くて確保できませんです)、材木屋さんの作業場を借ります。 以前は、いろいろな工務店がその作業をしていましたが、プレカットといって、すべて工場で加工して持ってくることが多くなったため、材木屋さんの作業場での光景もなくなりました。 タイトルの「墨付」は、材木に切る位置や加工する形を墨で(今は、鉛筆やボールペン)、書き込むことです。こういった作業により、大工さんは徐々に家の内容を把握していきます。それがすむと切ったり掘ったりの加工ですが、その時は、多分「きざみ」という言葉を使うでしょう。
 わからない言葉があったら遠慮なくお問い合わせください。辞典で調べてからお答えします(笑)。 投稿者 Toyoshima : 2009年08月20日 10:37 |