世田谷区奥沢の豊島工務店ブログ 新築実況中継!

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2010年09月18日

外壁いろいろ

  


いろんなデザインの家を作る仕事ではありますが、今回のように多種類の外壁材を一つの家に施工したのは初めてです。
木製のバルコニーはもちろん、外壁が黒くなっているところは、杉板を貼って、キシラデコールという塗装材で黒く塗りました。
真ん中の写真の左側の壁、下の写真の黒い板の上は、金属板です。2階部分の壁は、ほぼこの金属板で角波板というでこぼこの金属板を貼っています。
真ん中の写真の右側の壁は、サイディングです。
下の写真の白い壁は、しらす壁という左官材料の塗った壁です。
だいたい4種類になります。

外壁材の見本みたいな感じですが、おのおのが誇張せず、うまく調和した建物になっています。
これは、下地材として不燃材であり構造耐力材でもある「MOIS]という材料を使っているため可能になりました。やはり薄い金属板だけや木では、不燃材とならないので都内のように建物同士が接近している地域では不可能です。

各々の長所短所は、あらためて紹介するとして、違う材料や色などをうまく組み合わせるとおもしろいデザインになることと、下地となるものを法的かつ安全上にクリアすれば、コストとの兼ね合いもありますが、自由なことができるということです。

投稿者Toyoshima : 11:27 | トラックバック

2010年09月07日

外の塗装




外の塗装というタイトルですが、塀に塗装している工事があったので、掲載してみました。

塀を塗装するという時とは、塗装するものが木、鉄、モルタルなどの場合です。

写真が木で作った引き戸を塗装しているところですが、木や鉄で作った門、戸、塀は当然腐ったりします。それを防ぐために塗装します。
ただ、塗装も永遠に効果のある材料ではないので、ある一定期間7,8年ごとに塗りかえたほうがよいでしょう。

モルタルの場合というのは、塀を通常のブロックで作って、その上にモルタルを塗って平滑に仕上げた場合です。モルタルのままだといずれ水分がしみ込んでしまうので、それを防ぐために塗装します。

あとは、デザインとして塗装をするということです。

いずれにしましても、塗装材は長く持ちませんので、定期的にメンテナンスをしてください。そうすれば、長持ちします。

投稿者Toyoshima : 13:03 | トラックバック

2010年09月03日

レンガ敷き




道路から玄関までのアプローチや庭など敷地内は通常土になったままです。
それをどのように仕上げるかは、使い方やデザイン、コストなどを考えによって決まります。

予算の都合上、土のままにしておくこともありますが、雑草の処理や土の汚れを考えるとなにか処置したいものです。
芝生を植えたり植木をしたりする方法もありです。、

砂利を敷いて、歩くところだけコンクリートの平板を飛び石のように並べることもあります。砂利は、音が出るので防犯の意味もあります。

車を入れるとなるとコンクリートを打つことになりますが、さらにあとは、タイルを貼ることでより見栄えもよくなります。

あとは、写真のようにレンガを並べる方法も。インターロッキングというセメントの塊のような、舗装材もあります。
このレンガは、本当に焼き物のレンガなので風合いは、素晴らしいです。
並べるのに手間がかかりますが、その手作り感がかえってよいものになります。

砕石などで付き固めた上に並べるのですがその前にセメントと土を混ぜた空モルタルでレンガの水平を調整しつつ、固めていきます。

投稿者Toyoshima : 09:29 | トラックバック

2010年08月07日

建物のまわり

 


建物を建てた後のことですが、どんなに大きく建てても周りには、土の部分が残ります。

いろんなやり方があるでしょうが、日も当たらない人にも見られないような裏側など、
かといって人にはいられると(つまり泥棒)廻りから見られないためにかえって危険なところをどうするか。

塀を乗り越えてはいられる可能性は十分にあるので、砂利を敷くことが多くなっています。そこを歩けば音がするので、防犯上有利になります。防犯砂利というのもあります。通常の砂利よりも音が大きいのです。

また、砂利を敷くことによって雑草が生えにくくお手入れも不要になります。
緑がほしい人は別ですが、土のままだと雨によって建物が汚れてしまうことも考えられます。

また、コンクリートを打ってしまって水はけを良くすることもあります。歩きやすくなりますが、防犯としての役割は少なくなります。
ただ、敷地が狭く人が歩くのも難しい場所では施工が難しいです。

投稿者Toyoshima : 13:09 | トラックバック

2010年07月31日

ブロック積み




敷地境界、道との境界などその境界をわかりやすくするためや目隠し、敷地の高低差があるときの土留めなど、いわゆる塀の工事で多く使われるのがブロックです。

ブロックには、重量と軽量があって土留めを兼ねるような塀やその高さが高くなると重量を使います。当然コストも変わりますが、長年使用することや強度上のことを考えると重量をお勧めします。

ブロックの大きさは、高さ20センチ長さ40センチは共通ですが、厚みが何種類かあり、上にフェンスを建てる場合や先ほどのように強度を必要とする場合は厚みがるものを使います。

また、重量にも化粧ブロックといって色が付いていたり、表面が加工されているものがあります。ここでは、道路からよく見えることもあって化粧ブロックになっています。

基礎は、コンクリートを水平に固めてその上にブロックを1個づつ積みます。積むだけでは当然倒れますから、中に鉄筋が骨として入っています。

投稿者Toyoshima : 13:49 | トラックバック

2010年07月24日

2階の木製バルコニー

 


ちょっと1階のテラスのように見えるバルコニー。
これは、2階です。
すべて木製でできたバルコニーです。

当然雨などによる腐食のメンテナンスなどのリスクはありますが、ここで使われている木は、構造上重要な柱や床受け材根太など骨組みは、ウリンといって水に入れても沈んでしまうような、重い木で耐水性に優れた木です。
なおかつキシラデコールという浸透性の外部用塗料を塗っていますから、丈夫にできています。

やはり、木のぬくもりは気持ちよく、このように天気のいい日にバルコニーに出るのは格別だと思います。

すべての住宅に応用できるとは言えませんが、やり方によっては、木でも出来ますのでご検討を。

投稿者Toyoshima : 11:07 | トラックバック

2010年07月09日

ハウスクリーニング




工事が終わるとハウスクリーニングが入ります。

新築ですから新しいものばかりですが、工事中の埃や汚れがどうしても付いてしまいます。そこで引き渡し前に掃除します。
窓を洗って拭いて、便器や浴槽を洗って、床をワックス掛けてといわゆる皆さんが普段行っていることではあります。

ハウスクリーニングは他にもアパートなどの賃貸住宅で入居者が出た後の掃除、同じく賃貸住宅で共用部分の定期的な掃除、浴室やキッチンなど頑固な汚れがついたところのみの掃除、定期的な家全体の掃除、リフォーム後の掃除など新築に限らずハウスクリーニングは行われています。

投稿者Toyoshima : 16:21 | トラックバック

2010年07月05日

畳敷き




和室に必須アイテムである畳を敷き込んでいます。
やはり日本人ですから どこか1部屋でも畳がほしいと思います。

中には、洋間でも置き畳といってカーペットのような感覚で部屋のコーナーに敷く方もいます。または、ベッドのような台を部屋の一部に作ってそこを畳を敷くこともあります。部屋は洋間でも寝そべることができる畳がいいという感じでしょうか。

畳は、部屋の大きさに合わせて採寸し製作するのでどこに持っていっても順番を変えて敷いても入りません。その部屋だけの畳なのです。

新規の畳はイグサの独特のにおいがして癒されます。
今は、ダニなど虫対策のできている畳もありますから、心配せずご検討してみてください。

投稿者Toyoshima : 10:24 | トラックバック

2010年06月26日

エアコンの取付




今やなくてはならない、あって当たり前のエアコン。
家電量販店に行けば、これぞとばかりにいっぱい並んでいます。

暑くなったり、寒くなったりするとエアコン工事は増えていきます。

ここでは、新築なので新しく取り付けています。
既存の家でも古くなったり故障すると交換します。今は、省エネルギー対応となっているエアコンは、エコポイントが付くのでよりその需要は増えていきました。

エアコンの機能も進化して、お掃除機能や空気清浄機能など付いて行くのが大変です。

エアコンがなくても生活できる   そんな、時代がくれば、環境にもいいことになるでしょうけど・・・
暑い時は、暑く寒い時は寒く、自然との共存・・・  その前に地球規模でなんとかしないといけませんね。大変なことですが、ひとりひとりの姿勢が大切なのです。

投稿者Toyoshima : 14:35 | トラックバック

2010年06月19日

デッキの製作




本体ができてきたので、2階のベランダを作り始めました。

すべて木製で現場で仕上げます。
木で作るということは、長い間で腐食することも考えなければいけません。
安い木で作ると塗装だよりになってしまい、メンテナンスも大変でそのうちほっとくと腐ってしまいます。
そこで、最近よく使うのがイペ、セラガンバツ、ウリンといった非常に硬くて重い南洋系の材木です。

水に非常に強くこういったできい材には適しています。
ただ、価格が高いのと固くて加工が難しいという点があります。
そこで、骨組みはこういった木を使い簡単に直しやすいデッキ(床)部分や目隠しにするような羽目板などは、比較的安価な杉材などを使い塗装します。

できたと木の風合いなどを考えると材木で作ることをお勧めしますが、アルミ材でつくるバルコニーやデッキ材もあります。メンテナンス的にはすぐれてます。ただ、好きなように加工できないこともあります。

いろんなことを考慮してベランダやバルコニーの材料は選びましょう。

投稿者Toyoshima : 17:01 | トラックバック

2010年06月12日

自然素材の外壁

 


左官業者が塗って仕上げる外装材です。
この現場では、壁の一部に使用しており、玄関廻りの一番よく目に付く場所になっています。

左官業者の塗る材料は、近年いろいろ出ており、以前のようなモルタルばかりではありません。漆喰も日本の伝統的な材料で自然素材といえますが、今や各地域からその地域特有の素材が左官材として産出され商品として出ており、迷うほどです。
珪藻土もその一つでしょう。

ここでは、九州で産出されるシラス台地から生まれた自然素材を使用しています。
断熱保温効果はもちろん調湿機能も備え、その材料はリサイクルも可能です。

まさに今の時代にあったエコ材料。さらに家のためにも良い。

仕上げも塗る材料なので、フラットなものからかき落としといって、写真のようにブラシのようなものでわざと削ってあらく仕上げる方法もあります。
色の種類もあるのでお好みの仕上げができるでしょう。

予算も関係しますが、一つの提案として考えて見てはいかがでしょうか?

投稿者Toyoshima : 19:35 | トラックバック

2010年06月04日

外部の塗装




屋根の軒先裏側を塗装しています。

なかなか都内では、大きく軒先を出すことができない建物が多いです。
それは、敷地が狭いために建物を許される面積いっぱいに建てるため、軒先が出せないということです。

雨風をしのぎ、夏の日差しを遮るという性能を持つ軒先は、ある意味日本独特のスタイルかもしれません。それが、建物の立体的なデザインにもなっていきます。

軒先は、ほぼ不燃の材料を使うようになります。塗装品もありますが、建物のイメージ上塗装することが多いです。
色は、その建物のデザインからくるのでこれといって、決まりはありません。
特殊な塗装でなければ、全体のバランスを見て好きな色にしましょう。

投稿者Toyoshima : 11:12 | トラックバック

2010年05月29日

外壁・サイディング




外壁材の仕上げの一つであるサイディング材を加工しているところです。
サイディングは、長さが3mほど幅が約45センチほど。それを下から順番に貼っていきます。

当然その途中には窓もあり、屋根や壁の凹凸があったりもします。
そうすると、地面で加工してその場までもっていき貼っていきます。

貼り方としては、釘で直接貼るものと先に金物を打ちつけその金物に引っ掛けていく方法があります。

材料の寸法や貼る方法は、ほぼどのメーカーも商品も一緒です。

長さが3mほどなので、途中で継ぎ手も出ます。そこには、下地にハットジョイナーという金物を打ちつけ。万一雨が浸入してもその金物をつたって外壁下から出す仕組みになっています。また、ジョイントにはこの後専用のコーキング材をやりますから、まず大丈夫です。

サイディングは、よほどのことがない限り、貼り替える必要はありません。商品によっては、上から塗装もできます。
ただ、ジョイントのコーキングは、経年変化で劣化していきます。そこの部分だけ、メンテナンスしていただければ、この外壁材は長持ちします。

投稿者Toyoshima : 18:03 | トラックバック

2010年04月24日

外壁板張り




雨が梅雨のごとく多い・・・。

何が困るかというと外の工事がさっぱり進まない。
塗装業者さん、防水工事業者さん、外構(エクステリアなど)工事業者さん、外装業者さん、
みんな雨のために予定が遅れています。

そんな愚痴はさておき、晴れの合間にせっせと外装工事を始めました。

外壁の種類は、今やたくさんありまして、金属、サイディング、塗装、左官系塗り物などなど。ここでは、板を貼っています。
当然、火に弱いので構造体が防火上問題なく法的に合致していることが条件です。
また、腐食するものなので、塗装をしないといけません。

すこし、メンテナンスとして面倒を見てあげなければいけませんが、おもしろい仕上がりになっていきます。やはり木っていいなぁと思います。
全面を貼るのは難しいですが、部分的に貼ってみてはいかがでしょうか?

投稿者Toyoshima : 15:46 | トラックバック

2010年04月10日

みんなで塗ろう




お施主様ご夫婦が窓枠を取り付ける前に塗装しているところです。

別に工務店がお施主様に仕事をさせているわけではありませんので、ご注意を(笑)。

リボスという自然塗料をここでは使用していますが、この塗料は、比較的塗りやすく専門業者でなくてもいい仕上がりに塗ることができます(乾きが遅いですが)。

そこで、枠を取り付ける前にお施主様に塗っていただいているところです。こうすることで塗装工事のコストが削減できるからです。
また、自分の家を自分で手掛けるという楽しさや喜びも知ってもらえるのではないかと思いますし、塗装業者さんの仕事も少し理解してもらえるのではと考えています。

自然塗料なので、シックハウス対策にもなりますし、後々においも少ないです。

これは、一例ですが、お施主様が工事に参加することはたまにあります。

自分の家を自分で作るとう楽しみをお考えになっていたら、工事業者に尋ねてみては?
結構お手伝いできるところがあるかもしれませんよ。

投稿者Toyoshima : 13:54 | トラックバック

窓枠




窓周りの四方に枠を取りつけます。ごく普通に取り付けられているので、今一度再確認を。
ブラインドやカーテンをこの枠によく取り付けていませんか?

窓枠は、そのためにあるというわけではありませんが、窓と壁の仕上げの見切りをするために取り付けています。


今は、建材メーカーによるシート貼りの枠材が主流です。それだと、アルミサッシの寸法に合わせて出来ていることと、色も何種類かあり選べること、工場生産なので色にむらや変色がないこと、価格が安価であることからよく使われます。

この写真では、無垢の木を使用しています。箱のように組んでそれから窓の位置に取り付けます。

規格の商品もいいのですが、色や木目が不ぞろいな無垢の木もいいものです。
取り付けた枠は、メンテナンス上塗装しないといけませんが、それでも自然の木の良さはあります。
価格も考えなければいけませんが、まず木製の窓枠を検討してみてください。

投稿者Toyoshima : 13:53 | トラックバック

2010年04月03日

電気配線




縦横無尽に這いまわる線・・・・ 電気の配線です。

水道やガスは、たいてい水回りの決まったところにあるので、まとまっていますが、
電気はあらゆる場所にスイッチやコンセントが必要なので 配線の数も相当です。

最近は電気に頼る商品が多いですから、その分、配線も増えてしまいます。使用する家電の消費電力が大きいと1本の電線ですべて賄うことはできず、よって増えてしまうのです。

さらに電話やコンピューター用のLAN配線などなど  複雑にあります。

何が必要か、どんなものを使うのか、検討していただくと工事のときには助かります。

ただ、今は家電の進歩がすごいので 決めにくいものもありますし、 ついていくのが大変です。

投稿者Toyoshima : 11:10 | トラックバック

2010年03月26日

屋根断熱材




なにか、模様のようにも見えますが、これは天井が仕上がった状態ではありません。断熱材を敷き込んだ状態です。

断熱材は、その密度と厚みによって、性能と価格が変わります。あつければ、いいというものでもなく、密度がなければいけません。
厚い断熱材が入れられる空間があればいいのですが、ない場合薄くて密度の濃いものを選びます。
見た目がみな同じに見えてしまうのですが、断熱材を入れる場所とその家に求める性能とコストによって、断熱材の種類も変わってくるのです。

屋根は、特に上からの直射日光を受ける場所ですから、特にその性能を考えなければいけません。
断熱性能が良ければ、家の中の温度もコントロールしやすく、当然内部の温度も外に逃げにくくなるので空調の効果にも影響します。

冷暖房を機械に頼っている今だからこそ断熱材の重要性があるのです。

投稿者Toyoshima : 17:42 | トラックバック

2010年03月20日

アルミサッシの取付調整




建物で重要な一つの窓。その中でもアルミサッシは、もう当たり前の商品です。外部の下地工事とともに外装の仕上げ前に取付ます。


光と風を取り入れ、外の景色を見たりもする。 そんな役割の窓ですが、一方で外部の熱を伝えやすく、結露を引き起こすこともある 問題部分でもあります。

窓が大きければ大きいほどその危険性はあります。

そこで、最近一般的になってきているペアガラス(複層ガラス)。
1枚のアルミサッシに2枚ガラスが入っています。ただ、2枚入っているだけでなくガラスとガラスの間に空気層があり、それが断熱効果を高めているのです。
また、アルミ部分も金属なので熱を伝えやすく結露を起こします。
そのアルミ部分に樹脂製の部品を加えることで結露を防いでいます。

サッシがやや重くなる欠点がありますが、今後の空調の効率や生活を考えると是非、取り入れてほしいものです。

また、同時に音を軽減することもあります(完全なのは防音サッシ)。

ガラスの種類によって、より高い遮熱性能や防犯の性能を高めることもできます。

投稿者Toyoshima : 15:06 | トラックバック

防水シート貼り




建物を紙のようなシートで覆ってしまいます。

これは、防水・透湿シートといいます。まずは、雨の侵入を防ぐのが主な役割です。
ですから、シートのジョイントは、常に建物の上部側の方を上にして雨が入らないようにします。重なりも充分に取ります。

また、シート自身も湿気の侵入を防ぐ機能を備えていますから、建物内に無駄な湿気が入らないようになっています。

投稿者Toyoshima : 15:05 | トラックバック

2010年03月08日

基礎断熱材




建物としては、1階の床下になるところ。それも外周部(外部に面した)。
ここに基礎の立ち上がりを利用して断熱材を貼ります。あわせて、そこからおよそ50センチぐらいまで基礎の土間に断熱材を貼っています。

上部の建物には、断熱材を隙間なく入れるのに対し、基礎のは何も施されていません。
いかにコンクリートの塊とはいえ、地熱や空気の熱が入ってきたり、出て行ったりもします。
そこで、基礎にも断熱材を入れているのです。1階の床下から冷気が・・・と、いうようなことがないように。

ただ、床下に外部の空気を取り入れてることもあります。そういう場合は、基礎に断熱しても意味がないので、1階の床に断熱材を入れます。

床下に外部の空気を入れる入れないは、建物全体の工法によって変わりますのでここでは割愛します。共通するのは、1階の床下にも断熱材は必要ということです。

投稿者Toyoshima : 10:02 | トラックバック

2010年03月01日

構造用金物




今や、木造建物欠かせないのが、これらの金物です。
写真の金物は、基礎と柱を結びつけるホールダウンという金物。これで、建物が基礎から外れることがないようにします。
土台に埋め込まれている丸い金物は、土台と基礎を固定させる金物。
柱の横にある斜めの部材が筋交いで、それを柱に止めている金物。
他にも柱と土台、柱と梁や桁、屋根の垂木を留める金物とたくさんの種類の金物があり、それらを使用します。

土台を除けば、各木材は、お互いを固定するように加工されており、釘ビスを使って止まっています。しかし、それだけでは、大きな地震には耐えられないので、このように金物を使うのです。
また、この金物も適当に使っているのではなく、適材適所に計算されているのです。

木造は地震に弱いと、早合点をしないでください。見えないところでこのような工夫がされているのです。

投稿者Toyoshima : 14:55 | トラックバック

外壁下地構造壁




建物の強度をより強くする方法として、壁屋根の下地に合板類を貼ることが主流になってきました。
2×4工法もその一つで、大きな柱や梁は使用していませんが、建物を面で持たせるという考えです。ですから、ちゃんと基礎とつながっていないと家がそのまま転がっていくこともあります(アメリカはこの工法です。よく、屋根だけ飛んで下がそのまま残っているのを見ませんか?)。

近年、日本の木造住宅にもこの方法を取り入れています。柱や梁、筋交いだけでなく合板を貼ることで強度を上げるのです。
また、これらを貼ることで、外装の工事の下地にもなり、作業しやすくなりました。
今、透湿シートという防水シートを貼るので、この合板が貼ってあると作業しやすいです。

この白い板も構造用の材料ですが、合板ではありません。耐火性能もある優れた材料です。内装用もあります。

ただ、どんな材料でも正確な施工をしないと意味がありません。
止めるための釘のピッチ、釘の大きさ。そして、この板が柱、梁、土台に必ず取り付いているか。
中途半端に止めてしまうと構造上の強度に全く反映されません。
これも見えない作業ですが、とても大事なところです。

投稿者Toyoshima : 14:47 | トラックバック

2010年02月19日

屋根骨組




上棟したら、まず屋根から作っていきます。
当たり前ではありますが、上から順番に作っていくのです。屋根ができてくれば、多少の雨なら工事が進められることもあります。

屋根垂木という屋根を受ける骨組みを組んでいます。屋根材を受ける距離によってその材の大きさが変わります。
この垂木に構造用合板を打ちつけ、屋根材を仕上げていきます。

投稿者Toyoshima : 15:28 | トラックバック

2010年02月13日

上棟

    


材木も搬入し、足場も出来上がる。

やっと、上棟です。上棟とは、字のごとく建物の屋根で一番高い部分を支える水平材である棟を上にあげて取り付けること。
つまり、その日に建物の形がわかるような構造体として出来上がるときです。

現在は、レッカー車というクレーンの備えた機械を使って立ちあげることが多く、その日の工事も速くなってきました。重い材木も簡単に上がってしまうからです。

奥の方から手前に向かって立ちあげていきます。まずは、柱を建ててそれかる上に乗る材木をレッカー車で持ちあげて取り付けていきます。

1階から2階へと建ち上がっていき。最後に屋根となる小屋組みを作って、棟を上げます。

そこまでいくと、棟飾りを南に向けて棟となる部分に設置します。
これは、上棟の日だけで、屋根工事のころには、屋根裏かスペースのあるところに入れてしまいます。この飾りも含めて、上棟の儀式は、地域によって変わりますが、おそらく多くは、簡易的になっていると思われます。
でもそうはいっても、やはり一大イベントという感じはします。

施工業者である我々は慣れていますが、おそらくお施主様には感慨深い工事日ではないでしょうか。

投稿者Toyoshima : 18:34 | トラックバック

2010年02月09日

土台敷き

 


基礎が完了すると次に土台を据え付けます。
材料を搬入し、必要な場所に振り分けます。そして、最初に土台を据えて上棟に備えます。
土台にアンカーボルトのあたる部分を写し、ドリルで穴を開けます。
そして、敷き込んで、アンカーボルトに座金を入れて締め付けて土台を定着させます。
その際、土台のレベル(水平)も見て、その後の工事で建物が傾いて建たないよう注意します。

投稿者Toyoshima : 17:42 | トラックバック

2010年02月03日

基礎完了

 


コンクリートをすべて打ち終わり、養生期間を経て型枠を取り外しました(左)。
コンクリートはすぐに固まっていきますが、その上に重量のあるものを載せるので、ある一定期間の養生が必要です。その間にコンクリートの強度はどんどん上がっていきます。
コンクリート打ったのに職人さん来ないな?  なんて言わないようにお願いします。

型枠を外したら、やり方という建物周囲に事前に設置した建物の寸法の基準線を 基礎の天端に写し込みます(右)。
この基準線をもとに土台を載せていくのです。

投稿者Toyoshima : 14:25 | トラックバック

2010年01月27日

基礎工事・立ち上がり

 


土間のコンクリートを打ち終わり、立ち上がりの基礎のために型枠を建て、そこにコンクリートを打ち込みます。
ここでは、ミキサー車からコンクリートを受け、ポンプ車を使って、ホースを流し込みたい所へ持っていき、ポンプの動力でコンクリートを流し込みます。
バイブレーターという振動の機械を使って、コンクリートがまんべんなくいきわたるようにします。
下の写真は、当日持ってきたコンクリートの試験をしているところです。
簡単に言うと、コンクリートの硬さ(手前に山盛りになっているもの)、成分、温度(左の緑色の容器)、などが規定の数値になるかを見ています。
ただ、固さについてはその場でわからず、持ち帰って試験をします(右に6個見えるのが試験体)。
まず、規格外のコンクリートは、故意でなければありえませんが、やはりこういう試験を行いデータとして持っていれば、お客様も安心ですし、こちらも安心です。

投稿者Toyoshima : 15:04 | トラックバック

2010年01月22日

アンカーボルト金物




金色の長い棒が鉄筋に取り付けてあります。
これらがアンカーボルトといっておりますが、途中曲がっている部分があります。

今までや現在でも通常まっすぐなものを使用していますが、その場合、鉄筋が基礎の幅のほぼ中央に組んであるため、どうしてもアンカーボルトがその脇に取り付けることから、中央からずれます。
そうすると、上に乗る土台の中央からも外れ、土台の穴が端に寄ってしまいます。また、コンクリートのかぶり厚も少なくなります。それを解消するためこういう形状にしています。

まだ、まっすぐなアンカーボルトを使用することが多いのですが、今後はこういったものが増えてくるでしょう。

このアンカーボルトは、このまま鉄筋とともにコンクリートに埋め込まれます。それで完全に固定されるわけです。

次に土台を載せます。先ほど述べたとおり、アンカーボルトがくる部分は、穴をあけます。そして先端に締め付けるボルトが付き、土台と基礎をがっちり止めるのです。
右に見える長いアンカーボルトは、土台より上に伸びて柱とつながるようになっています。

これで、建物が基礎から動かなくなります。

投稿者Toyoshima : 15:27 | トラックバック

2010年01月19日

基礎工事・コンクリート打ち




鉄筋が組み終わったら、コンクリートを打ちます。まずは、土間(床)部分です。

ミキサー車を使って、材料問屋からコンクリートを運びます。タンクがぐるぐる回っているトラックを見かけると思いますが、それがミキサー車で、コンクリートが中で固まるのを防ぐために回しています。回っていないときは、もうコンクリートを下して帰るときと思ってください。

ミキサー車から、ポンプ車にコクリートを移します。狭かったり小さな物件ならば、一輪車で人が受けて人力でコンクリートを基礎の流しますが、スピード、手間、疲労度などを考えるとポンプ車を使うのが一般的です。

コンクリートを受けたら、ポンプの力で押し出し、ホースからコンクリートを流し出します。

コンクリートを入れたら、バイブレーターを使って鉄筋を振動出せます。そうすることによって、コンクリートがまんべんなく入ります。
そうしながら、徐々に移動しつつコンクリートを流し込み、そのあとから、鏝で平坦にならしていきます。

投稿者Toyoshima : 08:59 | トラックバック

2010年01月15日

基礎工事・鉄筋の組立




縦横無尽に入る鉄筋。複雑な鉄筋の組み立ては大変な作業です。

鉄筋は、丸棒ですが、異形鉄筋といってでこぼこした断面をしています。
太さも何種類もあり、構造計算などから必要な太さを使用します。

この鉄筋が組み上がるとコンクリートを打ち込みます。

基礎は、見た目コンクリートの塊のように見えますが、中にはこのような鉄筋が組まれているのです(建物の規模や形状、構造計算によっては、数量や組み方が違います)。

コンクリートは、圧縮(上から押しつぶす力)に強く、上に乗る木造の躯体をしっかり受けています。一方、鉄筋は、ひっぱりや曲げに強くコンクリートの強度を補助しています。
基礎にかかる圧縮以外の力を場所に応じて鉄筋の太さを変えます。

投稿者Toyoshima : 15:58 | トラックバック

2010年01月08日

基礎工事・型枠




コンクリートは、固まるまでは柔らかいもので、形が作れません。
そこで、型枠が必要になります。
まずは、外周部に型枠を入れます。施工の流れでは、基礎の中では土間のコンクリートを先に打ちます。それが、流れないように建てるためですが、これが基礎の立ち上がりの型枠でもあります。
これから鉄筋を組み、コンクリートを打ちます。

投稿者Toyoshima : 09:48 | トラックバック

2010年01月07日

基礎工事・基礎下

 


基礎下というと地面? ということになりますが、 地面の話はこれ以前にお話ししているので、ここでは、基礎のコンクリートを打つ下の部分です。

きれいに整地して、突き固めた後にビニルを敷きます。ビニルといっても建築専用のものですが、これは主に湿気対策です。以下に基礎があってもコンクリートを通して湿気は上がってきます。そうすると床下に湿気がこもります。
今は、気密性の高い建物になっていますから、湿気が入ると内部結露などの要因になりかねないのでその対策です。
基礎に換気口を設けたり、換気扇を設置したりする方法も対策としてありますが、それでもこのビニルは敷いた方がより効果的です。

それからコンクリートを打ちますが、これは本来の基礎ではなく、厚みも5センチ前後の薄いコンクリートです。
ひとつは、基礎には鉄筋が入りますが、その鉄筋が外部からなるべく離れている方がよいのです。
鉄筋が偏って入ってしまい、空気に触れれば錆びてしまいます。そうなると基礎はどうしようもありません。そこで、基礎の厚みというのが決まってくるのですが、土間の場合、湿気が多い面に設置することになるので、より地面と離すためにコンクリートを打ちます。
もうひとつは、工事の流れとして、次に鉄筋を入れる作業や、型枠を立てる作業となります。
その目印となる墨を打つのですが、コンクリートが打ってあることによって、正確に位置出しできるのです。

見た目では分かりづらい作業をしていると思いますが、大事な作業なのです。 

投稿者Toyoshima : 10:58 | トラックバック

2009年12月17日

基礎下地

 


基礎の下は、土。  ではなく、土の上に石を敷き詰めます。
土とコンクリートの食い付きを良くするというか、よりコンクリートにかかる荷重をその下の地盤面に伝え支えるというものです。

ただ並べるだけでなく、機械を使って転圧(たたきながら石を沈めていきます)をしてしっかり地盤面を固めます。
この作業をよくやらないと、基礎が下がってしまうこともあります。

投稿者Toyoshima : 20:21 | トラックバック

2009年12月16日

地盤掘り下げ




いわゆる根切りという工事です。

基礎の形状に合わせて、設定した地盤面より下の部分を掘ります。
機械を使って掘りますから、かなり早く掘れますが、昔は人力だと考えると大変だったろうと思います。

ときどきやり方に糸を張って、高さを計測し、掘りすぎていないかどうか調べながら、進めていきます。
そうすると、いやでも土がいっぱい出てきます。廻りに埋めることができれば別ですが、とてもそんな余裕のある敷地はめったにありません。
それをトラックに積んで、搬出し専門の受け入れ業者に持っていきます。

敷地の奥から要領よく出口の方に向かって掘っていきます。

大まかな工事に見えますが、その都度計測したり確認していく、細かい点も多いのです。

投稿者Toyoshima : 11:01 | トラックバック

2009年12月07日

やり方出し




新築工事が始まるときに、必ずといっていいほど紹介している工事です。

すべては、ここが基本です。

建物を図面通りに建てるため、紙の二次元から3Dの世界にするための基本作業です。

敷地内における建物の正確な位置をプロットし、図面通りの大きさ形を敷地に写し出す。
この基準をもとに基礎工事をして、上部の躯体の木造を加工します。

敷地の形状が複雑だったり、建物の形状が複雑でもその作業はより必要で、難しいです。

投稿者Toyoshima : 18:06 | トラックバック

2009年11月19日

地盤を調べる




もう当たり前のことになりましたが、建物を建てる前にその敷地の状況を調査します。
地盤が軟弱かどうかが一番の目的です。

いろんな方法がありますが、写真のスウェーデン式サウンディング工法というのが安価です。槍のような棒を地面に刺し、機械を使って一定の回転数と重みをかけてどれくらい沈下していくかを調べて、その地盤の強度を測ります。

だいたい3から5ポイント計測します。

ものすごく費用のかかるものでもなく、報告書も作成しますので、お勧めしますが、瑕疵保険というのも義務付けられ、3階建となると必須項目になるので今後は、建物の規模にかかわらず必ずやるようになるのではないでしょうか。

投稿者Toyoshima : 19:04 | トラックバック

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