2010年03月08日
基礎断熱材

建物としては、1階の床下になるところ。それも外周部(外部に面した)。
ここに基礎の立ち上がりを利用して断熱材を貼ります。あわせて、そこからおよそ50センチぐらいまで基礎の土間に断熱材を貼っています。
上部の建物には、断熱材を隙間なく入れるのに対し、基礎のは何も施されていません。
いかにコンクリートの塊とはいえ、地熱や空気の熱が入ってきたり、出て行ったりもします。
そこで、基礎にも断熱材を入れているのです。1階の床下から冷気が・・・と、いうようなことがないように。
ただ、床下に外部の空気を取り入れてることもあります。そういう場合は、基礎に断熱しても意味がないので、1階の床に断熱材を入れます。
床下に外部の空気を入れる入れないは、建物全体の工法によって変わりますのでここでは割愛します。共通するのは、1階の床下にも断熱材は必要ということです。
2010年03月01日
構造用金物

今や、木造建物欠かせないのが、これらの金物です。
写真の金物は、基礎と柱を結びつけるホールダウンという金物。これで、建物が基礎から外れることがないようにします。
土台に埋め込まれている丸い金物は、土台と基礎を固定させる金物。
柱の横にある斜めの部材が筋交いで、それを柱に止めている金物。
他にも柱と土台、柱と梁や桁、屋根の垂木を留める金物とたくさんの種類の金物があり、それらを使用します。
土台を除けば、各木材は、お互いを固定するように加工されており、釘ビスを使って止まっています。しかし、それだけでは、大きな地震には耐えられないので、このように金物を使うのです。
また、この金物も適当に使っているのではなく、適材適所に計算されているのです。
木造は地震に弱いと、早合点をしないでください。見えないところでこのような工夫がされているのです。
外壁下地構造壁

建物の強度をより強くする方法として、壁屋根の下地に合板類を貼ることが主流になってきました。
2×4工法もその一つで、大きな柱や梁は使用していませんが、建物を面で持たせるという考えです。ですから、ちゃんと基礎とつながっていないと家がそのまま転がっていくこともあります(アメリカはこの工法です。よく、屋根だけ飛んで下がそのまま残っているのを見ませんか?)。
近年、日本の木造住宅にもこの方法を取り入れています。柱や梁、筋交いだけでなく合板を貼ることで強度を上げるのです。
また、これらを貼ることで、外装の工事の下地にもなり、作業しやすくなりました。
今、透湿シートという防水シートを貼るので、この合板が貼ってあると作業しやすいです。
この白い板も構造用の材料ですが、合板ではありません。耐火性能もある優れた材料です。内装用もあります。
ただ、どんな材料でも正確な施工をしないと意味がありません。
止めるための釘のピッチ、釘の大きさ。そして、この板が柱、梁、土台に必ず取り付いているか。
中途半端に止めてしまうと構造上の強度に全く反映されません。
これも見えない作業ですが、とても大事なところです。
2010年02月19日
屋根骨組

上棟したら、まず屋根から作っていきます。
当たり前ではありますが、上から順番に作っていくのです。屋根ができてくれば、多少の雨なら工事が進められることもあります。
屋根垂木という屋根を受ける骨組みを組んでいます。屋根材を受ける距離によってその材の大きさが変わります。
この垂木に構造用合板を打ちつけ、屋根材を仕上げていきます。
2010年02月13日
上棟
 
 
 
 
材木も搬入し、足場も出来上がる。
やっと、上棟です。上棟とは、字のごとく建物の屋根で一番高い部分を支える水平材である棟を上にあげて取り付けること。
つまり、その日に建物の形がわかるような構造体として出来上がるときです。
現在は、レッカー車というクレーンの備えた機械を使って立ちあげることが多く、その日の工事も速くなってきました。重い材木も簡単に上がってしまうからです。
奥の方から手前に向かって立ちあげていきます。まずは、柱を建ててそれかる上に乗る材木をレッカー車で持ちあげて取り付けていきます。
1階から2階へと建ち上がっていき。最後に屋根となる小屋組みを作って、棟を上げます。
そこまでいくと、棟飾りを南に向けて棟となる部分に設置します。
これは、上棟の日だけで、屋根工事のころには、屋根裏かスペースのあるところに入れてしまいます。この飾りも含めて、上棟の儀式は、地域によって変わりますが、おそらく多くは、簡易的になっていると思われます。
でもそうはいっても、やはり一大イベントという感じはします。
施工業者である我々は慣れていますが、おそらくお施主様には感慨深い工事日ではないでしょうか。
2010年02月09日
土台敷き
 
基礎が完了すると次に土台を据え付けます。
材料を搬入し、必要な場所に振り分けます。そして、最初に土台を据えて上棟に備えます。
土台にアンカーボルトのあたる部分を写し、ドリルで穴を開けます。
そして、敷き込んで、アンカーボルトに座金を入れて締め付けて土台を定着させます。
その際、土台のレベル(水平)も見て、その後の工事で建物が傾いて建たないよう注意します。
2010年02月03日
基礎完了
 
コンクリートをすべて打ち終わり、養生期間を経て型枠を取り外しました(左)。
コンクリートはすぐに固まっていきますが、その上に重量のあるものを載せるので、ある一定期間の養生が必要です。その間にコンクリートの強度はどんどん上がっていきます。
コンクリート打ったのに職人さん来ないな? なんて言わないようにお願いします。
型枠を外したら、やり方という建物周囲に事前に設置した建物の寸法の基準線を 基礎の天端に写し込みます(右)。
この基準線をもとに土台を載せていくのです。
2010年01月27日
基礎工事・立ち上がり
 
土間のコンクリートを打ち終わり、立ち上がりの基礎のために型枠を建て、そこにコンクリートを打ち込みます。
ここでは、ミキサー車からコンクリートを受け、ポンプ車を使って、ホースを流し込みたい所へ持っていき、ポンプの動力でコンクリートを流し込みます。
バイブレーターという振動の機械を使って、コンクリートがまんべんなくいきわたるようにします。
下の写真は、当日持ってきたコンクリートの試験をしているところです。
簡単に言うと、コンクリートの硬さ(手前に山盛りになっているもの)、成分、温度(左の緑色の容器)、などが規定の数値になるかを見ています。
ただ、固さについてはその場でわからず、持ち帰って試験をします(右に6個見えるのが試験体)。
まず、規格外のコンクリートは、故意でなければありえませんが、やはりこういう試験を行いデータとして持っていれば、お客様も安心ですし、こちらも安心です。
2010年01月22日
アンカーボルト金物

金色の長い棒が鉄筋に取り付けてあります。
これらがアンカーボルトといっておりますが、途中曲がっている部分があります。
今までや現在でも通常まっすぐなものを使用していますが、その場合、鉄筋が基礎の幅のほぼ中央に組んであるため、どうしてもアンカーボルトがその脇に取り付けることから、中央からずれます。
そうすると、上に乗る土台の中央からも外れ、土台の穴が端に寄ってしまいます。また、コンクリートのかぶり厚も少なくなります。それを解消するためこういう形状にしています。
まだ、まっすぐなアンカーボルトを使用することが多いのですが、今後はこういったものが増えてくるでしょう。
このアンカーボルトは、このまま鉄筋とともにコンクリートに埋め込まれます。それで完全に固定されるわけです。
次に土台を載せます。先ほど述べたとおり、アンカーボルトがくる部分は、穴をあけます。そして先端に締め付けるボルトが付き、土台と基礎をがっちり止めるのです。
右に見える長いアンカーボルトは、土台より上に伸びて柱とつながるようになっています。
これで、建物が基礎から動かなくなります。
2010年01月19日
基礎工事・コンクリート打ち

鉄筋が組み終わったら、コンクリートを打ちます。まずは、土間(床)部分です。
ミキサー車を使って、材料問屋からコンクリートを運びます。タンクがぐるぐる回っているトラックを見かけると思いますが、それがミキサー車で、コンクリートが中で固まるのを防ぐために回しています。回っていないときは、もうコンクリートを下して帰るときと思ってください。
ミキサー車から、ポンプ車にコクリートを移します。狭かったり小さな物件ならば、一輪車で人が受けて人力でコンクリートを基礎の流しますが、スピード、手間、疲労度などを考えるとポンプ車を使うのが一般的です。
コンクリートを受けたら、ポンプの力で押し出し、ホースからコンクリートを流し出します。
コンクリートを入れたら、バイブレーターを使って鉄筋を振動出せます。そうすることによって、コンクリートがまんべんなく入ります。
そうしながら、徐々に移動しつつコンクリートを流し込み、そのあとから、鏝で平坦にならしていきます。
2010年01月15日
基礎工事・鉄筋の組立

縦横無尽に入る鉄筋。複雑な鉄筋の組み立ては大変な作業です。
鉄筋は、丸棒ですが、異形鉄筋といってでこぼこした断面をしています。
太さも何種類もあり、構造計算などから必要な太さを使用します。
この鉄筋が組み上がるとコンクリートを打ち込みます。
基礎は、見た目コンクリートの塊のように見えますが、中にはこのような鉄筋が組まれているのです(建物の規模や形状、構造計算によっては、数量や組み方が違います)。
コンクリートは、圧縮(上から押しつぶす力)に強く、上に乗る木造の躯体をしっかり受けています。一方、鉄筋は、ひっぱりや曲げに強くコンクリートの強度を補助しています。
基礎にかかる圧縮以外の力を場所に応じて鉄筋の太さを変えます。
2010年01月08日
基礎工事・型枠

コンクリートは、固まるまでは柔らかいもので、形が作れません。
そこで、型枠が必要になります。
まずは、外周部に型枠を入れます。施工の流れでは、基礎の中では土間のコンクリートを先に打ちます。それが、流れないように建てるためですが、これが基礎の立ち上がりの型枠でもあります。
これから鉄筋を組み、コンクリートを打ちます。
2010年01月07日
基礎工事・基礎下
 
基礎下というと地面? ということになりますが、 地面の話はこれ以前にお話ししているので、ここでは、基礎のコンクリートを打つ下の部分です。
きれいに整地して、突き固めた後にビニルを敷きます。ビニルといっても建築専用のものですが、これは主に湿気対策です。以下に基礎があってもコンクリートを通して湿気は上がってきます。そうすると床下に湿気がこもります。
今は、気密性の高い建物になっていますから、湿気が入ると内部結露などの要因になりかねないのでその対策です。
基礎に換気口を設けたり、換気扇を設置したりする方法も対策としてありますが、それでもこのビニルは敷いた方がより効果的です。
それからコンクリートを打ちますが、これは本来の基礎ではなく、厚みも5センチ前後の薄いコンクリートです。
ひとつは、基礎には鉄筋が入りますが、その鉄筋が外部からなるべく離れている方がよいのです。
鉄筋が偏って入ってしまい、空気に触れれば錆びてしまいます。そうなると基礎はどうしようもありません。そこで、基礎の厚みというのが決まってくるのですが、土間の場合、湿気が多い面に設置することになるので、より地面と離すためにコンクリートを打ちます。
もうひとつは、工事の流れとして、次に鉄筋を入れる作業や、型枠を立てる作業となります。
その目印となる墨を打つのですが、コンクリートが打ってあることによって、正確に位置出しできるのです。
見た目では分かりづらい作業をしていると思いますが、大事な作業なのです。
2009年12月17日
基礎下地
 
基礎の下は、土。 ではなく、土の上に石を敷き詰めます。
土とコンクリートの食い付きを良くするというか、よりコンクリートにかかる荷重をその下の地盤面に伝え支えるというものです。
ただ並べるだけでなく、機械を使って転圧(たたきながら石を沈めていきます)をしてしっかり地盤面を固めます。
この作業をよくやらないと、基礎が下がってしまうこともあります。
2009年12月16日
地盤掘り下げ

いわゆる根切りという工事です。
基礎の形状に合わせて、設定した地盤面より下の部分を掘ります。
機械を使って掘りますから、かなり早く掘れますが、昔は人力だと考えると大変だったろうと思います。
ときどきやり方に糸を張って、高さを計測し、掘りすぎていないかどうか調べながら、進めていきます。
そうすると、いやでも土がいっぱい出てきます。廻りに埋めることができれば別ですが、とてもそんな余裕のある敷地はめったにありません。
それをトラックに積んで、搬出し専門の受け入れ業者に持っていきます。
敷地の奥から要領よく出口の方に向かって掘っていきます。
大まかな工事に見えますが、その都度計測したり確認していく、細かい点も多いのです。
2009年12月07日
やり方出し

新築工事が始まるときに、必ずといっていいほど紹介している工事です。
すべては、ここが基本です。
建物を図面通りに建てるため、紙の二次元から3Dの世界にするための基本作業です。
敷地内における建物の正確な位置をプロットし、図面通りの大きさ形を敷地に写し出す。
この基準をもとに基礎工事をして、上部の躯体の木造を加工します。
敷地の形状が複雑だったり、建物の形状が複雑でもその作業はより必要で、難しいです。
2009年11月19日
地盤を調べる

もう当たり前のことになりましたが、建物を建てる前にその敷地の状況を調査します。
地盤が軟弱かどうかが一番の目的です。
いろんな方法がありますが、写真のスウェーデン式サウンディング工法というのが安価です。槍のような棒を地面に刺し、機械を使って一定の回転数と重みをかけてどれくらい沈下していくかを調べて、その地盤の強度を測ります。
だいたい3から5ポイント計測します。
ものすごく費用のかかるものでもなく、報告書も作成しますので、お勧めしますが、瑕疵保険というのも義務付けられ、3階建となると必須項目になるので今後は、建物の規模にかかわらず必ずやるようになるのではないでしょうか。